対応分野

技術・工学分野のうち、とくに以下の領域のマニュアル・仕様書・論文・報告書などに多く対応しています。
ここにない分野でも、工学・技術系であればまずはお気軽にご相談ください。

バイオテクノロジー・ライフサイエンス

バイオテクノロジーやライフサイエンスの分野では、工学的なプロセスと生物学・医療の知識が交差します。
実験手順や装置マニュアル、製造プロセスの説明など、専門用語の一貫性と安全性に配慮しながら翻訳します。

  • バイオリアクター・細胞培養装置などの取扱説明書・保守マニュアル
  • 遺伝子・細胞・タンパク質関連の実験手順書・SOP
  • 製造プロセス説明書・品質管理手順書
  • バイオ医薬品・診断薬関連の技術資料・技術報告書
  • バイオ・ライフサイエンス系の技術論文・技術ノート など

農学・農業機械・環境工学

農業機械や農業関連技術、環境負荷低減技術など、現場での運用を前提とした文書に対応します。
農作業者・技術者・メンテナンス担当者が安全に使用できるよう、分かりやすい日本語・英語を意識して翻訳します。

  • 農業機械・農業用設備の取扱説明書・整備マニュアル
  • 灌漑設備・温室設備・環境制御システムの技術資料
  • 環境工学・土壌・水質管理に関する技術文書・報告書
  • 農業技術・スマート農業(ICT活用)に関する資料
  • 農学分野の技術論文・フィールド試験報告 など

材料工学・プロセス工学

材料の特性評価や製造プロセス、安全データシートなど、数値と専門用語が多い文書を正確に翻訳します。
材料名・物性値・規格名などの表記を揃えることで、現場や研究開発で使いやすい文書に仕上げます。

  • 金属材料・高分子材料・セラミックスなどの技術資料・カタログ
  • プロセスフロー・製造条件・品質管理手順書
  • SDS / MSDS(安全データシート)
  • 材料評価・信頼性試験・耐久試験の報告書
  • 材料工学・プロセス工学分野の技術論文 など

土木・建設・インフラ工学

土木・建築・インフラ分野では、構造・施工・安全に関わる文書が中心となります。
図面付きの仕様書や施工手順書など、現場担当者が誤解なく理解できる表現を心がけて翻訳します。

  • 土木構造物・建築設備の仕様書・設計説明書
  • 施工マニュアル・施工要領書・検査手順書
  • インフラ設備(道路・橋梁・上下水道・電力設備 等)の技術文書
  • 安全衛生マニュアル・リスクアセスメント関連文書
  • 土木・建設工学分野の技術報告書・論文 など

IT・ソフトウェア・制御システム

IT・ソフトウェア単体の文書はもちろん、機械・電気・制御システムと組み合わさった技術文書にも対応します。
エンドユーザー向けの分かりやすいヘルプから、開発者向け仕様書まで、対象読者に合わせた訳文を意識します。

  • ソフトウェア・クラウドサービス・アプリケーションのマニュアル・オンラインヘルプ
  • 機械・装置と連携する制御ソフトウェア・監視システムの仕様書
  • ユーザーインターフェース(画面表示・メニュー・エラーメッセージ)
  • API仕様書・設計書・開発者向けドキュメント
  • IT・情報工学分野の技術論文・ホワイトペーパー など

上記のいずれにも当てはまらない、複数分野にまたがる技術文書についても対応可能です。
原稿の一部でも構いませんので、お送りいただければ内容を確認し、
最適な対応方針とお見積もりをご提案いたします。

英語以外の言語に関する基本方針

英語以外の言語については、常時すべての組み合わせに対応しているわけではありません。
分野・分量・納期・ご希望の品質レベルを伺ったうえで、対応可能かどうかを個別に判断させていただいています。

特に、医療カルテ・訴訟資料・就業規則・安全衛生マニュアルなど、高い専門性と正確性が求められる文書では、
直接の多言語展開ではなく、まず日本語 ⇔ 英語を経由したほうが安全な場合もあります。
その場合は、最適と思われる進め方をご提案いたします。

中国語(簡体字・繁体字)

中国語(簡体字・繁体字)については、ご相談内容によっては、日本語 ⇔ 中国語あるいは英語 ⇔ 中国語での対応が可能です。

  • 会社案内・Webサイト・マーケティング資料の翻訳
  • 契約書・覚書などビジネス文書の翻訳
  • マニュアル・仕様書など技術文書の翻訳
  • ビジネスレター・メール・社内資料 など

医療カルテや訴訟資料といった、高度な専門性と法的リスクが伴う文書については、
原則として日本語 ⇔ 英語での対応を基本とさせていただき、その上で中国語版が必要な場合には別途ご相談を承ります。

※中国語翻訳サービスの詳細ページを公開している場合は、下記のようなリンクを設置してください。
中国語翻訳サービスの詳しいご案内はこちら

韓国語

韓国語についても、案件内容によっては、日本語 ⇔ 韓国語あるいは英語 ⇔ 韓国語での翻訳に対応可能です。

  • 観光・サービス・飲食関連の案内文・メニュー・Webサイト
  • 企業紹介資料・プレゼンテーション資料
  • 契約書・規約類(内容・リスクに応じて要相談)
  • 簡易マニュアル・サポート文書 など

医療・訴訟・高度な専門文書については、日本語 ⇔ 英語の翻訳を優先し、
その訳文をベースに韓国語版を整える方法なども含めて、最適な方法をご提案いたします。

※韓国語翻訳サービスの個別ページがある場合は、下記のようなリンクを設置してください。
韓国語翻訳サービスの詳しいご案内はこちら

その他の欧州言語(イタリア語・スペイン語・ドイツ語など)

イタリア語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・ポルトガル語など、欧州言語については、
信頼できる外部パートナーと連携することで対応できる場合があります。

ただし、常時対応ではなく、以下のような条件によって、お受けできるかどうかが変わります。

  • 文書の分野(一般ビジネス/観光・サービス/技術/法律 など)
  • 分量(ページ数・文字数)
  • 用途(社内用/対外公開用/法的手続き用 など)
  • ご希望の納期と予算

とくに、法的効力を持つ文書(契約書・公的証明書・公証用文書など)については、
現地の士業(弁護士・公証人など)との連携が必要になる場合もあるため、
対応可能かどうかを慎重に検討したうえでお返事させていただきます。

ご相談の際にお知らせいただきたいこと

英語以外の言語についてお問い合わせの際は、可能な範囲で次の点をお知らせください。

  • 原文の言語と、翻訳したい言語
  • 文書の種類(契約書・マニュアル・Webサイト・パンフレット など)と分野(医療・法律・技術・一般ビジネス 等)
  • 概算の分量(ページ数・文字数)
  • ご希望の納期
  • 使用目的(社内用/対外配布/法的手続き用 など)

いただいた情報をもとに、対応可能かどうか・どのような進め方が安全かを検討し、
お見積もりの可否と概算費用をお知らせいたします。

英語以外の言語について相談する

「この言語でも対応できますか?」「まずは英語版だけ作ったほうが良いでしょうか?」といった段階のご相談でも歓迎いたします。
無理にお引き受けすることはせず、対応可能な範囲と難しい範囲を正直にお伝えすることをお約束します。

お問い合わせフォームへ

技術・工学翻訳の特徴

1. 現場で使える「安全で分かりやすい」訳文

技術文書は、実際の現場で使用されることが前提です。
特に安全衛生に関わる警告・注意文は、誤解の余地がない明確な表現であることが重要です。
現場担当者・エンジニア・保守スタッフが使いやすい訳文を目指します。

2. 用語集・翻訳メモリによる一貫性の確保

製品ラインアップやバージョンアップが続く技術文書では、用語や表記の一貫性が品質に直結します。
初回案件で整理した用語集・翻訳メモリを活用し、改訂・追補時もブレない用語で翻訳します。

3. AI翻訳+人による精査

機械翻訳(MT)と翻訳メモリを使ってドラフトを作成し、
技術的背景を理解した翻訳者が、意味の取り違えや単位・数値の誤りがないかを重点的にチェックします。
必要に応じて、別エンジンによる逆翻訳なども利用しながら整合性を検証します。

翻訳の流れ

  1. 資料のご提供
    元データ(Word・Excel・PowerPoint・InDesign・PDF 等)と併せて、既存の用語集・参考資料があれば共有ください。
  2. 分量・専門度の確認とお見積もり
    分量・専門度・レイアウトの有無・ご希望納期を確認し、お見積もりをお出しします。
  3. 翻訳・ポストエディット
    AI翻訳+翻訳メモリを活用しながら、技術文書に慣れた翻訳者が全文をポストエディットします。
  4. レビュー・最終確認
    警告・注意書き・数値・単位など、誤りが重大な影響を及ぼす箇所を重点的に確認します。
  5. 納品
    原則として元データ形式で納品します。DTP後の最終チェックが必要な場合もご相談ください。

料金・継続案件のご相談

技術・工学翻訳の料金は、専門性・分量・レイアウト(図表・イラスト)・納期などによって変動します。
また、マニュアルの継続的な改訂や製品ライン追加など、長期的なご依頼を前提としたお見積もりも可能です。
まずはお気軽に原稿サンプルをお送りください。

技術・工学文書の翻訳をご検討中の方へ

新製品マニュアルの多言語展開、安全衛生マニュアルの英訳、海外拠点向け技術資料の整備など、
具体的なプロジェクトが決まっている場合も、検討段階のご相談でも歓迎いたします。

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