「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に。かくれキリシタンとどう違うの?

第42回世界遺産委員会は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)を世界文化遺産に登録することに決定。約250年に及ぶ江戸幕府の禁教政策にもかかわらず、民衆がひそかに信仰を継続した独特の文化的伝統の証拠として評価されました。国内の文化遺産は18件目、自然遺産とあわせると22件となります。

 

元々政府は「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」という名称で推薦しましたが、ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が禁教期に焦点を当て、「潜伏キリシタン」を採用するよう長崎県に助言したようです。

 

私は、「ローマ法王に次ぐ地位の枢機卿に就任した前田万葉氏は潜伏キリシタンのひ孫」というニュースで初めて「潜伏キリシタン」という言葉を聞きました。かくれキリシタンという言葉しか知らなかったからです。
そこで調べてみたところ、“キリスト教が禁じられ、宣教師がいなくなった17~19世紀にキリスト教由来の信仰をひそかに続けた人を「潜伏キリシタン」、明治時代に信仰が自由になってもカトリックなどと一線を画し、先祖が守った独特の祈りを継承する信徒を今では「かくれキリシタン」と呼ぶことが多い”とのことです。

「潜伏キリシタン」世界遺産登録 ユネスコ 禁教期の信仰評価 長崎、熊本 集落など12資産

 

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