技術・工学翻訳(仕様書・マニュアル・技術論文)

機械・電気電子・材料・化学・土木・環境など、技術・工学分野に関する文書は、
専門用語の一貫性と、安全・コンプライアンスへの配慮が不可欠です。

藤戸翻訳では、AI翻訳でたたき台を作成したうえで、技術バックグラウンドを持つ翻訳者が
仕様書・取扱説明書・安全衛生マニュアル・技術論文をチェックし、現場で使える文書に仕上げます。

技術・工学翻訳で大切にしていること

① 用語・記号・数値の一貫性

機器名称・部品名・シグナル名・単位記号などは、用語集とスタイルを決めたうえで一貫した表記に整えます。
とくに、図面・I/O一覧表・ハード/ソフト仕様書がまたがる案件では、横断的にチェックを行います。

② 安全・法令・規格への配慮

危険表示・警告文・リスクアセスメント関連の文言は、誤訳が事故や訴訟につながる部分です。
ISO・JIS・IECなどの規格用語や、社内で使用している定型文がある場合は、それに沿った形で翻訳します。

③ 読み手に合わせた文章レベル

エンジニア向け・サービス担当向け・エンドユーザー向けでは、最適な文章のレベルが異なります。
誰が読む文書なのかを確認し、現場の人が迷わず使える訳文を心がけています。

対応分野

技術・工学分野のうち、とくに以下の領域のマニュアル・仕様書・技術資料・論文などに多く対応しています。ここにない分野でも、工学・技術系であればまずはご相談ください。

バイオテクノロジー・ライフサイエンス

  • バイオリアクター・細胞培養装置などの取扱説明書・保守マニュアル
  • 遺伝子・細胞・タンパク質関連の実験手順書・SOP
  • 製造プロセス説明書・品質管理手順書
  • バイオ・ライフサイエンス系の技術報告書・技術論文 など

農学・農業機械・環境工学

  • 農業機械・農業用設備の取扱説明書・整備マニュアル
  • 灌漑設備・温室設備・環境制御システムの技術資料
  • 環境工学・土壌・水質管理に関する技術文書・報告書
  • スマート農業(ICT活用)に関する資料 など

材料工学・プロセス工学

  • 金属材料・高分子材料・セラミックスなどの技術資料・カタログ
  • プロセスフロー・製造条件・品質管理手順書
  • SDS / MSDS(安全データシート)
  • 材料評価・信頼性試験・耐久試験の報告書・技術論文 など

土木・建設・インフラ工学

  • 土木構造物・建築設備の仕様書・設計説明書
  • 施工マニュアル・施工要領書・検査手順書
  • 道路・橋梁・上下水道・電力設備などインフラ関連の技術文書
  • 安全衛生マニュアル・リスクアセスメント関連文書 など

IT・ソフトウェア・制御システム

  • ソフトウェア・クラウドサービス・アプリのマニュアル・オンラインヘルプ
  • 装置と連携する制御ソフトウェア・監視システムの仕様書
  • ユーザーインターフェース(画面表示・メニュー・エラーメッセージ)
  • API仕様書・設計書・開発者向けドキュメント など

上記のいずれにも当てはまらない、複数分野にまたがる技術文書についても対応可能です。原稿の一部でも構いませんので、お送りいただければ内容を確認し、最適な対応方針とお見積もりをご提案いたします。

マニュアル翻訳(取扱説明書・サービスマニュアル)

技術・工学分野の中でも、とくにご依頼の多いのが、取扱説明書・サービスマニュアル・据付手順書などのマニュアル翻訳です。藤戸翻訳では、創業以来2,000件以上のマニュアル翻訳に携わってきた経験をもとに、技術的な正確さ・安全表示・レイアウトの3点を重視して翻訳を行います。

技術用語と安全表示のチェック

機器名・部品名・シグナル名などの技術用語と、警告・注意・禁止といった安全表示は、誤訳が事故やクレームにつながりかねない部分です。
分野別の用語集・テンプレートを活用し、用語の一貫性と安全上問題のない表現かどうかを確認しながら訳文を整えます。

図表・レイアウトへの対応

マニュアルでは、本文と図表・番号・参照関係がずれてしまうと、読者が迷ってしまいます。
WordやInDesignなどで組版された原稿にも対応し、図中のテキスト・番号・見出しを確認しながら、原稿レイアウトに沿った形で翻訳します。

改訂時のコスト削減(翻訳メモリ活用)

マニュアルは改訂がつきものです。毎回全文を翻訳していては、コストと時間がかかりすぎてしまいます。過去の翻訳内容を翻訳メモリとして蓄積し、変更箇所だけを翻訳することで、改訂版のコスト削減とスピードアップを図ります。

機械・電気電子・医療機器・ITシステム・建設機械など、対象機器の分野を問わず、まずは既存マニュアルの一部サンプルをお送りいただければ、最適なサービスレベルと概算費用をご提案いたします。

AI翻訳+ポストエディットの進め方

  1. 原稿と用途(誰が読むか/どの国で使うか)を確認
  2. AI翻訳でたたき台を作成(お客様側での事前AI翻訳も歓迎)
  3. 技術分野に詳しい翻訳者が全体を見直し、用語・表現・安全上の表現をチェック
  4. 必要に応じてご質問・用語確認を行い、最終版を納品

仕様書やマニュアルなど、定期的に改訂が発生する文書では、用語集・スタイルガイドを共有することで、
次回以降のコスト削減とリードタイム短縮にもつなげることができます。

よくご依頼いただく文書の例

  • 機械・装置・設備の取扱説明書・据付マニュアル・サービスマニュアル
  • 製品仕様書・設計仕様書・技術仕様書
  • 安全衛生マニュアル・ロックアウト/タグアウト手順書
  • SDS / MSDS・環境安全関連文書
  • 技術論文・技術報告書・ホワイトペーパー

技術・工学翻訳のご相談はこちら

「図面に付いている英語注記だけ訳してほしい」「まずは試しに数ページだけ」など、
小さなご相談からでも歓迎いたします。AI翻訳の結果をお持ち込みいただいてのポストエディットも可能です。


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