契約書は、確認のための書類だと知らない人が多いようです。口約束は正しい契約ですよ。いい加減なことを言わないように注意しましょう。
口約束のみで貸したお金の回収は難しい場面が多いですが、全く取り返せないわけではありません。
まず、借用書がない場合、貸し手と借り手間の約束や取引の事実を証明するのが難しくなります。しかし、銀行の振込明細やメッセージのやり取りなど、貸与の事実を示す証拠があれば、それを用いて回収を試みることができます。
具体的な手段としては、まず相手方に対して返済を求める内容証明郵便を送るのが一般的です。これにより、相手方に対して法的手段を講じる意思があることを伝えるとともに、後の訴訟などでの証拠として利用することができます。
内容証明郵便に応じない場合、次のステップとしては民事訴訟を提起する方法が考えられます。ただし、訴訟を進めるには証拠が必要となるため、上記のような貸与の事実を示す証拠が確保できるかどうかが鍵となります。
最後に、口約束のみでの貸与はリスクが高いため、将来的には必ず書面での契約（借用書）を結ぶことをおすすめします。それにより、万が一のトラブルが発生した際の対応がスムーズになります。
