飲酒前に“飲むヨーグルト”を飲むと酔いが格段に遅くなる 栄養士に聞く

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SNS上で先日、お酒による酔いの回りを遅らせる方法が話題となりました。投稿によるとその方法は「(酒を)飲む前に飲むヨーグルトを胃に入れる」というもので、「酔いの回りが格段に遅くなる」そうです。
アルコールのみの場合は胃や腸ですぐに吸収されますが、飲むヨーグルトには乳脂肪(脂質)が含まれているため、空腹状態でアルコールを摂取するよりも消化が緩やかになります。また、一般的なヨーグルトには、アルコールを分解する時に必要な栄養素の一つであるタンパク質や、アルコールの分解を助けるビタミンB1も含まれています。ヨーグルトでこれらの栄養素が摂取できることも、酔いの回りが遅くなる理由の一つだと考えられます」との事です。飲む前にはヨーグルトを・・・

もう一度 纏めると、

いくつかの理由から酔いが遅くなる可能性が考えられます。

理由1: 胃の保護

ヨーグルトは乳製品であり、胃の内壁を保護する役割を果たす可能性があります。これにより、アルコールが胃の壁に直接触れるのを防ぎ、吸収が遅れることがあります。

理由2: アルコールの吸収速度

食物を摂取すると胃の中に留まる時間が長くなり、アルコールの吸収速度が遅くなることがあります。特に、脂肪やタンパク質を含む食物はこの効果が顕著です。ヨーグルトはタンパク質と脂肪を含んでいるため、アルコールの吸収を遅らせる可能性があります。

理由3: 血糖値の安定

アルコールを摂取すると血糖値が急激に変動することがありますが、ヨーグルトなどの食品を事前に摂取することで血糖値が安定し、アルコールの影響を和らげる可能性があります。

理由4: ヨーグルトの成分

ヨーグルトにはプロバイオティクスやビタミン、ミネラルが含まれており、これらが体内でのアルコール代謝を助けることがあります。特にビタミンB群はアルコールの代謝に関与する酵素の活性を助ける役割を持っています。

しかし、これらの効果は個人差が大きく、飲むヨーグルトだけで確実に酔いが遅くなるとは言い切れません。また、飲みすぎを防ぐための唯一の方法は、適量のアルコールを摂取することです。