困っている外国人がいたら、声を掛けてあげると言う習慣は大切

takaosan週末の高尾山は非常に混雑しています。登山道もそうですが、ケーブルカーやリフトは、何十分も待たないと乗れない状況になっています。さらに最近、思うのは、外国人がたくさんいると言う事です。話している言葉を聞いていると、中国語、英語、ロシア語が多く聞こえてきますが、割合的には、中国語が一番、多く聞こえてくるように思えます。今や、観光スポットは、日本人だけで混雑しているのではなく、外国人観光客でも混雑していると言えるかと思います。日本人の元々の性質はあるかと思いますが、外国人がこれだけいても、中々、接点がないように思えます。アメリカとかであれば、知らない人同士が話している光景はよく見かけます。また、一昔、前であれば、カメラのシャッターをお願いするような時に知らない人に声を掛けられる事も多かったのですが、最近は、長い棒みたいな物をスマホに付けて、撮影できるようになったので、そういった所での接点もなくなってしまいました。そこら中で聞こえて来る中国語も、学習すると言う意識がなければ、それだけでは、何百回聞いても、馬の耳に念仏状態です。やはり、なんらかの交流をする中で、語学と言うのは、習得出来るのだと強く感じます。

ところで、山では、よく事故が起こります。ちょっとした崖で転落したり、標高の高い山である場合は、高山病になったりする可能性もあります。高尾山のような600メートルくらいの低山であったとしても、怪我をすると、装備をした東京消防の人が20人くらい来て、担架で運ばれ、下山します。一瞬、大袈裟のように見えますが、車が入れないような山道では、たった一人が怪我をしたとしても、それくらいの人手が必要なのだと思います。もし、これが、外国人であったら、また、対応が変わってくるのだろうと思います。レスキュー隊員に加えて、中国語や英語が出来る人を引率していかなければならない気がします。

私がよく思うのが、ちょっとした一般人による呼びかけが、危険回避になるのではないかと思います。たとえば、山の中に危険なスポットがあって、日本語だけで表記されていた場合、外国人には、理解できない訳ですが、危険なスポットに知らずに行こうとしていた場合、ちょっと声を掛けてあげると言ったフォローが大切かと思います。また、そういう場面でなかったとしても、分からなそうな雰囲気を醸し出していた場合は、ちょっと声を掛けてあげても良いのかなと思います。

以前、日光の方に行った際にそういった場面に遭遇した事があります。途中の駅で、電車の後部が切り離されて、切り離された後部の車両は、日光方面に行き、前部の車両は、鬼怒川に行くと言う状況でした。車内のアナウンスは、全て、日本語でしたが、乗っていた人は、半分以上どころかほとんどが外国人でした。それこそ、外国人で電車の中が混雑していたと言う状況でした。ほとんどの人が日本語のアナウンスを理解していなかった様子でしたので、誰も動きをとらず、そのまま座席に座った状態でした。車両、切り離しの時に停車時間が10分以上あったので、駅のスタッフが、一人一人に急いで、状況を説明していました。分かっていようがいまいが、こういった時にちょっと、隣の外国人に声を掛けて、知らせてあげる事が重要だと思います。実は、その際、私もアメリカから来た友人と居たのですが、「もし、一人だったら、このまま違う方向に行ってしまっていたよ。」と言われました。

帰りに面白い高校生に遭遇しました。私とアメリカ人の友人が二人でローカル列車に乗っていると、複数の地元の女子高生が乗車してきました。しばらくすると、和やかな列車の中で、英語の音読をし始めたのです。私は、すばらしく流暢な英語だと、半分夢うつつの居眠りの中で、感心して聞いていましたが、それと同時に、アメリカ人が近くにいる事を知って、わざと大きな声で音読しているのだなあと言う可愛げさも感じたりもしました。

私が学生の頃に過ごしたサクラメントと言う街にもLight railと言う路面電車がありました。それに乗って、学校に行く訳ですが、いつも、誰かから話しかけられると言うのがあって、良くも悪くも色々な事を学んでいました。

困っている外国人がいたら、ちょっと声を掛けてあげると言う習慣は大切だと思います。東京オリンピック・パラリンピックの年には、もっともっと、外国人が増える訳ですが、その時に、訪問者の方々から、「日本人はこちらから聞かないと教えてくれない。」なんて思われては、非常に残念だと思います。不用意に話しかけると言うのは、犯罪などの危険と隣り合わせになる可能性もあるので、あまりよくないと思いますが、同性、同年代で困っていそうな人がいたりした場合は、どんどん話しかけてあげても良いのではないかと思います。

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