イスラエルの大学の考古学者が、AIを使って古代アッカド語の「くさび形文字」解読した。
紀元前3400年頃~紀元後75年頃のくさび形文字が刻まれた数十万枚の粘土板は、古代メソポタミアの政治、社会、経済、科学の歴史が記録されている。
しかしそれらを解読できる専門家の数は限られ、粘土板に記録された知識の解明は進んでいない。
翻訳文として良い結果を得た翻訳対象の特徴は、短文と中長文であったことがAIの得意とする作業だとうなずける。文章が長く複雑になると、訳文の誤りや内容の欠落が増加することも判明した。
著者らは今回の研究の成果について論文のなかで、「古代メソポタミアの文化遺産の保存と普及に向けた、大きな一歩だ」と述べている。
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https://academic.oup.com/pnasnexus/article/2/5/pgad096/7147349