災害時通訳・翻訳ボランティアをモチベーションに英語の勉強をする

touhokudaisinsai奈良市では、先日、23日、「災害時通訳・翻訳ボランティア養成研修」が開催されたとの事です。奈良県の支援センターには現在68人が登録しているそうですが、さらなる人材の拡充を求めているそうです。奈良県は、観光名所が多い事と、大阪からのアクセスも非常に良いため、外国人はかなり住んでいると思いますが、本当の有事の際には、さらに多くの通訳ボランティアが必要になってくるのではないかと思います。

 

東京都、大阪府、埼玉県のホームページを確認してみましたが、やはり、どこの都道府県でも災害通訳ボランティアを募集しているようです。市町村単位でも募集があるようですが、ある市のホームページを見ると、資格としては、18歳以上で、英語の能力を示す物があれば登録が可能だとの事です。やはり、市町村としては、災害時に外国人を混乱させないために状況を正しく伝える事が大切であり、有事に備えて、必要な人材を確保しておく事は非常に重要な事だと思います。

 

災害発生時において、ボランティアを行うと言う事だけでも、それはそれでとても立派な事だと思います。ただ、それに加えて、語学能力も活用できる事が出来れば、国籍を超えた活動が可能になるのではないかと思います。災害通訳ボランティアは、日本国籍の方に限らず、在留資格があれば、外国人であっても登録は可能です。

 

語学が出来ると言う事は、色々な側面で活躍が出来る場面があるので、身に付けておいて損する事はないと思います。災害通訳ボランティアで活躍する場合、併せて、負傷者の応急手当などの面でも経験が積めるため、非常にやりがいのある事だと思います。

 

東京都には40万人の外国人が住んでいるそうですが、特に新宿区などは、総人口の約8%が外国人です。私、自身も新宿にはよく行く事があるのですが、あらゆる場所で、外国人を見かけるので8%と言うのは納得の行く数字だと思います。登録している外国人以外にも観光で来ている人を合わせれば、10人に1人は外国人と言うレベルになるのではないかと思います。

 

外国人の中でも日本語が堪能な外国人はたくさんいらっしゃると思うので、日本語が理解出来る方であれば、大丈夫だとは思いますが、災害時のコミュニケーションは、日常会話とは少し、異なる部分があるため、通訳者によって、適切に情報を伝えてあげる事が重要になってくると思います。災害時の通訳ボランティアのために、日々語学のスキルに磨きをかけておくと言うのは、語学の勉強のモチベーションとしては、非常に立派な事だと思います。