心不全は通常、数十年かけてじわじわと進行する。心臓病の中では死因第1位で、入院患者の5人に1人は退院後1年以内に亡くなっている。ただし「初期は症状が出ず、心不全と気付かない。この『隠れ心不全』の段階から適切に対処し、進行を遅らせるのが重要」心不全は進行度でステージA~Dに分類される。
将来心不全になる危険性がある段階がステージA。高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある人が該当する。
自覚症状がなくても、検査で心臓の肥大や拡張機能低下などの異常が見付かるのがステージB
息切れやむくみ、だるさといった症状が出るのがステージC
。ステージDは安静時も苦しい最重症の段階。
日常生活では、塩分や水分の摂り過ぎに注意する。肥満や喫煙も高血圧や心筋梗塞のリスクを高めるので気を付けましょう!